平成２５年の給与 ３年ぶり下げ止まりも過去最低水準

平成25年の給与が前年と同水準となり、3年ぶりに
下げ止まったことが明らかになった。しかし、実質賃
金（物価変動の影響を含めたもの）は、前年比0.5％
減となった。大手企業は正社員の待遇改善に取り組
んでいるが、パート労働者などの非正規労働者の賃
金改善は進んでいない。

新聞のチラシなどに出ている求人、特にスーパーなど
のパート労働者の時給は最低賃金に50円程度上乗せ
されたものが多い。最低賃金とほとんど変わらない大
手スーパーなどもあります。

安売りしなければ売れない業種であれば、これからも
時給が上昇することは期待できない。これに、4月から
の消費増税がありますから、賃金は上がらず、物価が
上がるという状況は変わりありません。

このところ円安・株安の動きも出て、本格的な景気回復、
賃金の上昇はあまり期待できないでしょう。


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